熊野神社への飾り物と太鼓(祭り囃子)の奉納は、はるか遠い昔の祖先をうやまう姿でもあります。残念ながら資料がなくいつ頃から始まったのかはわかりませんが、祭り青年により奉納されていました。
祭りに出される山車は、昼の「お船」と夜の「屋台」の2種類です。かつては上中萱と下中萱にそれぞれお船と屋台が1台ずつあり、互いの船をぶつけ合う祭りをしていましたが、船の破損や老朽化が激しく、現在は上中萱と下中萱が協力して、お船1台と屋台1台を出しています。
諸事情により一時中断していましたが、昭和56年(1981年)に中萱紫石会が結成され今日まで休むことなく続けられています。
紫石会という名称は紫水晶に由来しており、磨けば磨くほどよく光るという理想がこめられています。 |